【2月13日 AFP】サッカー2012アフリカネイションズカップ(African Nations Cup 2012)は12日、ガボンのリーブルビル(Libreville)で決勝が行われ、0-0で迎えたペナルティーキック(PK)戦を8-7で制したザンビアがコートジボワールを下し、初優勝を飾った。

 スコアレスのまま延長戦でも決着が付かなかった一戦は、PK戦までもつれ込んだ。コートジボワールは9人目のジェルヴィーニョ(Gervinho)が枠を外すと、ザンビアは同じく9人目のストピラ・スンズ(Stoppila Sunzu)がシュートを蹴り込んだ。

 1993年にガボン沖で発生した飛行機墜落事故で代表選手団が多数死亡していたザンビアは、その悲劇をモチベーションに変え、苦しみながら持ち込んだPK戦で劇的な勝利を手にした。

 一方、失点を許さずに今大会を終えたコートジボワールだったが、後半途中にはディディエ・ドログバ(Didier Drogba)がPKを外すなどし、2006年大会の決勝でエジプトに敗れたときと同じPK戦で涙を飲んだ。(c)AFP/Nick Reeves

【関連記事】ザンビア代表、19年前の飛行機事故の犠牲者を追悼