【2月3日 AFP】台湾・新北市(New Taipei City)で、インターネットカフェでネットゲーム中に死亡した23歳の男性が、発見されるまで数時間も座ったままの状態で放置されていたことが3日、明らかになった。店内には当時30人ほどの客がいたが、男性が死んでいることに誰一人気付かなかったという。

 警察発表によると、この男性は前月31日の夜、市内のネットカフェに入店。翌2月1日の夜になって女性店員が死亡しているのを発見した。遺体は背筋を伸ばした状態で椅子に座り、両手も机前方に伸びたままだったという。

 この女性店員が、1日の昼ごろに男性が電話で話しているのを目撃していることから、男性は9時間も同じパソコンの前に座り続けていたことになる。

 初動捜査によれば、男性の死因は低体温による心停止とみられる。(c)AFP