【2月2日 AFP】コンゴ共和国で前月30日、米アップル(Apple)の「iPad(アイパッド)」に対抗すべく同国で開発された初のアフリカ産タブレット型端末が発売された。

 同国北部の方言で「星の光」を意味する「Way-C」は、地元で双方向通信・インターネット技術会社「VMK」を経営するベローヌ・マンクー(Verone Mankou)氏が開発した。サイズは縦17センチ、横19センチ、厚さ1.2センチ。重さは380グラム。Wi-Fiインターネット機能と4ギガバイトのメモリーが搭載され、価格は15万CFAフラン(約2万3000円)だ。

「技術的には、市場に出回っているどんなタブレット型端末にもひけをとりません」と、マンクー氏。

 2006年に始まったWay-Cの開発プロジェクトには、主にVMKが8000万CFAフラン(約1200万円)以上の資金を投じた。コンゴには組み立て工場がないため、組み立てはコストの安い中国の業者に委託したという。

 今月15日以降、西アフリカ10か国のほか、ベルギー、フランス、インドでも順次発売される予定だ。(c)AFP

【参考】VMKのサイト(フランス語)