【1月18日 AFP】レバノンの首都ベイルート(Beirut)で15日夜、老朽化した6階建てビルが倒壊した事故で、赤十字社によると、17日までに死者は27人、負傷者は12人に達した。

 レバノン人のほか、スーダン人、フィリピン人、エジプト人、ヨルダン人が犠牲になった。この中には、15歳のレバノン人少女も含まれている。

 市民防衛責任者によると、ビルにはスーダンとエジプトからの出稼ぎ労働者を中心に、50人余りが入居していた。ビルは老朽化が激しく、倒壊直前にビルのオーナーは入居者に対し、外に出るよう警告を発したという。

 豪雨が倒壊の引き金になったとの憶測がある。マルワン・シャルベル(Marwan Charbel)内相は16日、このオーナーを拘束し、取り調べ中だと発表した。(c)AFP

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