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イタリア沖の大型客船座礁、船長を拘束 41人不明

2012年1月15日 12:05 発信地:ジリオ島/イタリア

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イタリア沖の大型客船座礁、船長を拘束 41人不明
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イタリア中部ジリオ(Isola del Giglio)島の沖合で座礁し、横倒しになった大型クルーズ船「コスタ・コンコルディア(Costa Concordia)号」(2012年1月14日撮影)。(c)AFP/ITALIAN GUARDIA DE FINANZA
【1月15日 AFP】(写真追加)イタリア中部ジリオ(Giglio)島の沖合で大型クルーズ船「コスタ・コンコルディア(Costa Concordia)号」が座礁した事故で、地元検察当局は14日、同船船長の身柄を拘束した。

 事故では少なくとも3人が死亡、乗客41人が依然、行方不明となっている。また、42人が負傷。うち、頭を激しく打った女性と背中をぶつけた男性の2人が重傷だという。

 地元検察当局は事故後24時間以内にフランチェスコ・シェッティーノ(Francesco Schettino)船長と副操縦士の身柄拘束を発表。イタリアのメディアによると、2人は複数人の殺人の罪や、乗客全員が救助される前に船を放棄した罪などに問われる可能性がある。

 コンコルディア号には当時、乗客乗員4299人が乗っていた。乗客はうち3000人以上で、内訳はイタリア人が989人、ドイツ人が569人、フランス人462人、スペイン人177人などだった。また米当局高官によると米国人126人が乗船していた。

 13日にローマ(Rome)そばのチビタベッキア(Civitavecchia)港から出港したコンコルディア号は、その数時間後に岩礁にぶつかったとみられ、船体に70~100メートルの穴が開いた。船は急速に傾き、ジリオ島沖の浅瀬に船体の半分ほどが沈んだ。

 恐怖に襲われた乗客たちは救命ボートに乗ろうと駆けだし、100人ほどが海から救助された。生存者は現場を「タイタニックのようだった」と証言した。

■「これで終わりかと」「タイタニック号のよう」

 船が事故に遭ったとき、船内のレストランで妻と食事をとっていた男性(74)は「船長が5、6か国語で『パニックにならないように』と言っていた。人生の最後の瞬間だと感じたよ」と語った。

 別の乗客はイタリアのメディアに対し、「タイタニック号のようなパニックの光景だった。怖かったし、震え上がるほど寒かった」と語った。

 また、乗船していた美容師は、「大きな音が聞こえて、食器類が床に落ちて電気が消えた。だがスタッフは心配しないようにと言っていた」と述べた。

 乗員のファビオ・コスタ(Fabio Costa)さんは「誰もが救命ボートに乗り込もうとしたけれど、みんながパニックになり始めたので、押し合いが始まり、乗員らが助けようとした。多くの人が階段から転落した」と語った。(c)AFP/Dario Thuburn

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