【12月28日 AFP】東京地検は27日、指導していた大学柔道部の女子部員を乱暴したとして、2004年アテネ五輪と2008年北京五輪の柔道男子66キロ級で金メダルを獲得した内柴正人(Masato Uchishiba)容疑者(33)を起訴した。

 起訴状によると、内柴被告は9月20日に東京都内のホテルで、泥酔状態で抵抗できなかった女子部員を暴行したとされている。

 警視庁は、6日に逮捕されていた内柴被告が関係を持ったことは認めているものの、合意の上だったと否認していることを明らかにしている。

 内柴被告は2010年4月に九州看護福祉大学(Kyushu University of Nursing and Social Welfare)の女子柔道部のコーチに就任し、2011年1月には同大の客員教授も務めていたが、9月に行われた柔道部の合宿中に未成年の女性部員に飲酒をさせ、都内のホテルでセクハラ行為をしたとして11月に懲戒解雇処分になった。(c)AFP