【12月25日 AFP】国営スーダン通信(SUNA)は25日、スーダン軍が同日、ダルフール(Darfur)地方の反政府武装組織「正義と平等運動(Justice and Equality MovementJEM)」の指導者を殺害したと伝えた。JEMは3日前、スーダンの首都ハルツーム(Khartoum)に向けて進軍を開始したと発表していた。

「スーダン軍は、北コルドファン(North Kordofan)州ワドバンダ(Wadbanda)西部でのきょうの戦闘で、ハリル・イブラヒム(Khalil Ibrahim)氏を殺害したと発表した」と、国営スーダン通信は伝えた。

「正義と平等運動」は、ダルフール地方で最も重武装した反政府組織で、イブラヒム氏は同組織を率いていた。イブラヒム氏の死亡は、国営通信の報道以外では確認されていない。スーダン軍とJEMの広報からに問い合わせたが、返答が得られなかった。

 JEMは22日、ロンドン(London)在住の広報担当者を通じて、JEM部隊がダルフールからハルツームに向けて進軍していると発表していた。(c)AFP/Abdelmoneim Abu Edris Ali