【12月17日 AFP】米サンフランシスコ(San Francisco)連邦地裁は16日、バルコ(Bay Area Laboratory Co-operative、BALCO)社が関与した禁止薬物問題についての連邦大陪審で虚偽の答弁をしたとして、審理妨害罪に問わていれた米大リーグ(MLB)通算本塁打記録保持者のバリー・ボンズ(Barry Bonds)被告に対し、2年間の保護観察処分と30日間の自宅謹慎の判決を言い渡した。

 また、連邦地裁のスーザン・イルストン(Susan Illston)判事はボンズ被告に250時間の奉仕活動と4000ドル(約31万円)の罰金を科している。

 シーズン最多の73本塁打、大リーグ歴代最多の通算762本塁打を記録しているボンズ被告は、2003年に大陪審で行った禁止薬物の使用をめぐる証言について偽証罪は免れたものの、審理を妨害したとして4月に有罪評決を受けていた。

 検察側は、元サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)のボンズが禁止薬物とは知らずにステロイドを摂取したという証言は審理を混乱に陥れるために計画されていたものだとして、懲役15月を求刑していた。(c)AFP