【12月13日 AFP】自民党(Liberal Democratic PartyLDP)の石原伸晃(Nobuteru Ishihara)幹事長(54)は12日、訪問先の米ワシントンD.C.(Washington D.C.)市内のシンクタンク、ハドソン研究所(Hudson Institute)で講演した。

 この中で石原幹事長は、現在は個人所有となっている尖閣諸島を速やかに公的所有として漁船が避難できる港を整備し、さらには自衛隊の常駐も検討すべきだと述べた。
 
 中国については、南シナ海(South China Sea)でのフィリピンやベトナムなど東南アジア諸国との領有権問題を例にあげ、近年、権益主張の動きを強めており、より好戦的になってきたともいえると語った。 

 また、経済的なプレゼンスを高め軍事力増強で自信をつけた中国が主張する「平和的な台頭」は、現実から大きく乖離(かいり)する一方だと指摘した。

 さらに、石原幹事長は、中国の軍拡の動きを鑑み、日本も国内総生産(GDP)の1%以内に抑えられてきた防衛費を増やす努力が必要だと語った。(c)AFP/Shaun Tandon