【12月13日 AFP】米半導体大手インテル(Intel)は12日、10~12月期の業績見通しが当初の予想を下回る見込みだと発表した。タイの洪水でハードディスクドライブ(HDD)が供給不足に陥っているためだという。

 当初予想は142億~152億ドル(約1兆1000億~1兆2000億円)だったが、134億~140億ドル(約1兆400億~1兆900億円)に引き下げた。

 パソコン(PC)の売上は10~12月期も伸び続ける見込みだが、HDDの供給不足の結果、世界中のPCサプライチェーンで在庫が減り、マイクロプロセッサーの仕入れも鈍化しているという。HDDの供給は来年上半期に回復すると予想している。

 タイの洪水被害により、多くのHDD工場が操業停止に追い込まれた。世界のHDDの約40%は同国で生産されている。(c)AFP