【12月12日 AFP】11NFLは11日、第14週の試合が各地で行われ、ヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)とニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)がプレーオフの出場権を獲得した。

 テキサンズは試合終了直前でクォーターバック(QB)のTJ・イエーツ(TJ Yates)が6ヤードのタッチダウンパスを成功させ、20-19でシンシナティ・ベンガルズ(Cincinnati Bengals)を下した。テネシー・タイタンズ(Tennessee Titans)が17-22でセインツに敗れたため、テキサンズはクラブ史上初のプレーオフ進出を決めた。

 そのセインツの勝利は、第4クォーターにQBドリュー・ブリーズ(Drew Brees)が決めたタッチダウンパスによってもたらされた。ブリーズはこの試合で、故ジョニー・ユナイタス(Johnny Unitas)氏についで史上2人目となる40試合連続タッチダウンパス成功の記録を樹立した。シカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)がデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)に10-13でで敗れたため、セインツのプレーオフ進出が決まった。

 一方、今シーズン無敗のグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)は、46-16でオークランド・レイダース(Oakland Raiders)に快勝し、16戦全勝にあと3勝と迫った。

 パッカーズはQBアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers)が2本のタッチダウンパスを通して281ヤードを獲得、ランニングバック(RB)のライアン・グラント(Ryan Grant)が2本のタッチダウンを決めるなどしたが、グレッグ・ジェニングス(Greg Jennings)が第3クォーターに左ひざを痛めて負傷退場している。

 NFC東地区のライバル同士の対決では、ニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)がダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)を37-34で退けた。

 ジャイアンツは、QBイーライ・マニング(Eli Manning)を中心に試合終了前の約4分間で2本のタッチダウンを奪った。一方、カウボーイズは試合終了間際に同点のフィールドゴールのチャンスを手にしたが、ジャイアンツがキック直前にタイムアウトをとると、カウボーイズのダン・ベイリー(Dan Bailey)の2度目のキックがジェイソン・ピエール・ポール(Jason Pierre-Paul)にブロックされた。

 この結果両チームが7勝6敗で並んだが、2012年1月1日に行われる最終週の試合でホームにカウボーイズを迎えるジャイアンツが地区優勝に向けて有利な状況に立っている。

 ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)は、34-27でワシントン・レッドスキンズ(Washington Redskins)を下した。ペイトリオッツのロブ・グロンコウスキー(Rob Gronkowski)はこの試合で2度のタッチダウンを決め、タイトエンド(TE)としては1シーズン最多となる15個目のタッチダウンレシーブを記録している。

 また、いまだ勝ち星無しのインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)は、10-24でボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)に敗れ、開幕13連敗を喫している。