【12月3日 AFP】ロシアのフィギュアスケーターで、現在サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)市議会議員のエフゲニー・プルシェンコ(Yevgeny Plushenko)が2日、4日に行われるロシア下院選を前に、2014年ソチ冬季五輪出場に向けて政治活動に終止符を打つと発表した。

 ロシア北部のサンクトペテルブルクでテレビ放送された記者会見でプルシェンコは、「私は『公正ロシア(A Just Russia)』を離れます。いかなる政党にも加入しません」とコメントした。

 世界選手権を3度制し、2006年トリノ冬季五輪では金メダルを獲得した29歳のプルシェンコは、2007年から野党、「公正ロシア」の党員としてサンクトペテルブルク市議会議員を務めているが、最も出席回数の少ない議員の一人として記録されている。

 サンクトペテルブルクのニュースサイトFontanka.ruは、プルシェンコが立法者として登院したのはわずか数回に過ぎないと報じている。また、他の議員は、プルシェンコが議員としての報酬を受け取りながら商業活動を行っていたとして、不満を漏らしている。

 ロシア政府と対立の少ない野党として知られる「公正ロシア」は、連邦議会選挙を4日に控え、プルシェンコを候補として擁立していない。

 ロシア版「スターズ・オン・アイス(Stars on Ice)」を主催してツアーに出るなど、多忙のため政治に集中できないと語ったプルシェンコは「今日、アマチュアスポーツに戻り、2014年のオリンピックに向けて練習を再開するため、私は政治をやめる。政治活動とスポーツの両立はできそうも無い」とコメントしている。

 ロシア南部のソチ(Sochi)で開催される2014年の冬季五輪でプルシェンコは、母国では金メダル獲得の最有力候補の一人として期待されている。(c)AFP