【10月18日 AFP】米ニューメキシコ(New Mexico)州で17日、英ヴァージン(Virgin)グループの宇宙旅行会社「ヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)」の拠点となる世界初の商業宇宙船発着基地「スペースポート・アメリカ(Spaceport America)」がオープンした。

 ヴァージン・ギャラクティックによると、「スペースポート・アメリカ」は同社の宇宙旅行のハブ拠点で、最大で双胴型飛行機「ホワイトナイト・ツー(WhiteKnightTwo)」5機と有人宇宙船「スペースシップ・ツー(SpaceShipTwo)」5機が駐機できるほか、宇宙飛行士のための施設やミッションコントロール施設も備えている。

 ヴァージングループのリチャード・ブランソン(Richard Branson)会長は前月、米テレビCNNとのインタビューで、母船も完成しロケット試験も順調で、宇宙旅行用の宇宙船打ち上げは1年以内にも可能との見通しを語っている。

 すでにヴァージン・ギャラクティックでは、1枚あたり20万ドル(約1500万円)の宇宙旅行チケットを販売しており、430枚が売れたという。チケット収入は推定8600万ドル(約66億円)。(c)AFP

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