【9月27日 Relaxnews】米コロンビア大学(Columbia University)全米薬物常習乱用センター(National Center on Addiction and Substance Abuse)は前週、家族で一緒に食事をとる習慣が十代の若者の健康に及ぼす影響について報告書を発表した。

 研究はティーンエイジ(13~19歳)の約1000人を対象に実施。58%が週5回以上、家族と食事をとっていた。専門家によるとこの数字は、長年横ばいだという。

 報告書によると、家族と週5~7回食事をとる若者は、アルコールやたばこ、マリフアナを使用する可能性が、家族と週3回未満しかとらない若者に比べて約4分の1だった。

 また、英国で最近行われた広範な調査では、家族で食事をとることが子どもの幸福感にとって重要な要素であることが明らかになった。研究によると、週3回以上家族と食事をとった子どもは、幸福度が高かったという。

 ほかにも子ども時代の幸福感を高める方法はある。子どもと一緒に過ごすことだ。「子どもたちはビデオゲームやテレビを見て時間を過ごしたがっているという通念に反して、親やきょうだいと接しているときに最も幸せを感じていることがわかった」と、英エセックス大学(University of Essex)のマリス・ヤコブ(Maris Iacovou)氏は語る。

 米医師向け情報サイト「WebMD」は、友人よりも家族を優先し、子どもの課外活動を制限して家で一緒に過ごす時間を増やし、家族で一緒に活動することを推奨している。また、家では子どもの前で口論しないようにして、穏やかな環境をつくることが大事だと専門家は話している。(c)Relaxnews/AFPBB News