【9月8日 AFP】ロシア西部ヤロスラブリ(Yaroslavl)近郊で7日、プロのアイスホッケーチーム「ロコモティブ・ヤロスラブリ(Lokomotiv Yaroslavl)」を乗せた旅客機「ヤク42(Yak-42)」が離陸直後に墜落し、少なくとも43人が死亡した。

 同機は今季初戦を戦う同チームを乗せ、ベラルーシの首都ミンスク(Minsk)に向かっていた。犠牲者の中には、五輪代表選手や北米プロアイスホッケーリーグNHLの元選手なども含まれていた。

 一方、露テレビ局「第1チャンネル(Channel One)」が地元の医療関係者の話として伝えたところによると、ロシア人選手1人と乗員1人が一命を取り留めたが、重傷だという。

 非常事態省によると、同機はトゥノシュナ(Tunoshna)空港を離陸した直後から機体が左に傾き始め、空港から500メートル程離れた地点に墜落した。

 第一報によると、同機はレーダーアンテナにぶつかったとみられ、機体の残骸はトゥノシュナ川(Tunoshna River)に落ち、ダイバーが生存者の捜索にあたっている。

 墜落事故について、地元警察は「旅客機は必要な高度に達することができずに障害物に衝突してバラバラになり、衝撃で炎上した」と説明している。(c)AFP/Anna Smolchenko

【動画】事故現場の映像(YouTube/AFPBB News公式チャンネル)