【7月26日 AFP】中国国営メディアは25日、雲南(Yunnan)省昆明(Kunming)に登場し世界のメディアを賑わせた偽アップル(Apple)ストアについて、地元当局が2店舗に営業停止を命じたと報じた。

 地元ニュースサイト「kunming.cn」によると、地元当局が市内のITショップ300店を調査したところ、5店舗がアップルの許可なくロゴマークを使用し、2店舗がビジネスライセンスを取得せずに「アップルストア」の看板を掲げていた。当局者はこれら2店舗に、調査結果が出るまでの間、営業を停止するよう命じたという。

 この問題は、本物そっくりのアップルストアが偽物であることを見破った米国人女性が、この店の写真をブログに投稿したことから発覚した。写真の中で、店員たちはアップルのトレードマークが入った青いTシャツを着用していた。

 ブログによれば、店をよく見てみると壁のペンキは塗り方が雑で、店の入り口にはリンゴのロゴに「Apple Store」の文字が添えられていた。本物のアップルストアが掲げているのはリンゴのロゴマークだけだ。

 米アップルのウェブサイトによると、中国国内のアップル店舗は北京(Beijing)に2店舗、上海(Shanghai)に2店舗あるが、昆明には1店舗もない。(c)AFP

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