【7月22日 AFP】今月2日に豪華な結婚式を挙げたモナコ公国の元首アルベール2世(Prince Albert II)公(53)とシャルレーヌ公妃(Princess Charlene、33)の不仲説が結婚前から流れているが、地元紙ニース・マタン(Nice-Matin)は21日、アルベール2世公が不仲説を報じた地元3紙の記者を宮殿に呼びつけ、激しく叱責したと報じた。

 宮殿に呼びつけられた同紙記者によると、アルベール2世公は「あなた方が流したうわさに対し、わたしたちは非常に憤りを感じている。本当に耐えがたいことだ」と怒りをあらわにした。

「なかでも遺憾なのは、あなた方が情報の真偽を確認せずにうわさを流したことだ。わたしは表現の自由はいつも尊重している。だが間違った情報を発信することは嘆かわしいことであり、刑事処分にも相当する」

「実に笑えるものもある。例えば、(訪問先の)南アフリカでわたしたちが別々のホテルに宿泊したことを挙げて不仲だとする記事。これには実際的な理由があったのに」

 アルベール2世公は、先のモザンビークへの新婚旅行について「パパラッチにわずらわされない素晴らしい日々だった」と付け加えた上で、「モナコにはわたしたちを害しようとする人間が1人か2人いる」と述べた。具体的な氏名は明かさなかった。(c)AFP