【7月9日 AFP】(一部更新、写真追加)コンゴ民主共和国(旧ザイール)北東部のキサンガニ(Kisangani)空港で8日、発生したキンシャサ(Kinshasa)発ヘワ・ボラ航空(Hewa Bora Airways)のボーイング727型機の墜落事故について、現地の赤十字が発表した死者数は74人となった。

 豪雨の中、着陸を試みて失敗した同機には、乗員乗客118人が乗っていた。赤十字によると9日朝になって、機体の残骸から新たに28人の遺体が発見された。キサンガニの総合病院には現在、74人の遺体が安置されている。

 ヘワ・ボラ航空のスタブロス・パパイオアナウ(Stavros Papaioannou)社長は「計56人の死亡が確認されたが、死者の数が今後増える可能性もある」と述べていた。多くの乗客が重いやけどを負い、病院で手当てを受けているという情報もある。

 コンゴ民主共和国では、航空機事故がしばしば起こっている。その原因として、機体の老朽化やメンテナンス不足、安全基準の軽視などが挙げられている。同国の航空会社は欧州連合(EU)への乗り入れを禁じられている。(c)AFP