【6月10日 AFP】メキシコサッカー連盟(Federacion Mexicana de Futbol AsociacionFEMEXFUT)は9日、北中米カリブ海サッカー連盟ゴールドカップ(CONCACAF Gold Cup 2011)に出場中のメキシコ代表の5選手に禁止薬物使用による出場停止処分が下ったと発表した。

 同代表のゴールキーパー(GK)のギジェルモ・オチョア(Guillermo Ochoa)を始め、ディフェンダー(DF)のフランシスコ・ハビエル・ロドリゲス(Francisco Javier Rodriguez)とエドガー・デュエナス(Edgar Duenas)、そしてミッドフィールダー(MF)のアントニオ・ナエルソン・”シーニャ”(Antonio Naelson "Zinha")とクリスティアン・ベルムデス(Christian de Jesus Bermudez Gutierrez)の5選手から禁止薬物クレンブテロールの陽性反応が検出された。

 薬物検査は、メキシコ代表がゴールドカップ開幕を前に行っていたキャンプ中の5月21日に行われた。

 FEMEXFUTのデシオ・デ・マリア(Decio de Maria)事務局長は「困難な状況だが、規則を尊重しなくてはならない。5月18日、19日、20日に摂った食事の中の何か、チームが食べた鶏肉か牛肉にクレンブテロールが含まれていたのだろう。キャンプでの何かだと思っている。所属クラブの違う5選手に何が陽性反応を示させたのかをはっきり知るのは難しいだろう」と語っている。

 ゴールドカップの大会委員会は10日、大会の残り期間に向けたメキシコの5選手の差し替えか可能かどうかを話し合う予定となっている。また、CONCACAFは5日に行われたメキシコの開幕戦、エルサルバドル戦での5-0での勝利は有効としている。(c)AFP