【6月2日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のボストン・セルティックス(Boston Celtics)に所属するシャキール・オニール(Shaquille O’Neal、39)が1日、引退を表明した。

「シャック(Shaq)」の愛称で親しまれ、最盛期には恵まれた体格を生かした圧倒的なプレーで観客を魅了、19年の現役生活の中で通算4度のNBA制覇を遂げた。

 1992年のドラフトでオーランド・マジック(Orlando Magic)に入団。93年に最優秀新人賞に選出され、2000年~02年にかけてはコービー・ブライアント(Kobe Bryant)と共にロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)の3連覇に貢献した。04年にはマイアミ・ヒート(Miami Heat)に移籍し、05-06シーズンには自身4度目の優勝を飾った。

 しかし、キャリア後期は怪我に悩まされ、移籍したフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)やクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)、今シーズンのセルティックスでは優勝に貢献することはできなかった。

 オールスターゲームへの通算出場回数15回、通算得点では歴代5位の2万8596得点、リバウンドでは1万3099回で歴代12位につけ、NBAファイナルではマイケル・ ジョーダン(Michael Jordan)氏につぐ3度の最優秀選手賞(MVP)獲得を果たしている。

 10-11シーズンのオニールはセルティックスで37試合に出場、シーズン最後の2ヶ月半では3試合の出場に留まり、1試合の平均は得点が9.2点、リバウンドが4.8回だった。(c)AFP