【4月8日 AFP】女優/歌手のジェーン・バーキン(Jane Birkin)が東日本大震災の被災者を支援するため来日し、6日に都内で募金活動やライブコンサートなどの支援活動を行った。

 40年前から現在までに十数回日本を訪れているというバーキンは、「フランスのみでなく、世界中があなたたちの姿に感動しています。私は今日こ こに、直接『愛しています』と伝えるためにやってきました」と語りかける。「日本からは、これまでたくさんのものを受け取ってきました。こうやっ て来日しコンサートを開催することが、私にできる最低限のことだと思っています」

 バーキンは友人から受け取ったメールで11日に起きた東日本大震災を知った。その後、パリの日本大使館で記帳を行い、「私にできることがあれ ば何でもします」と申し出たという。「何もせずにフランスにいるのはとても辛かった」とバーキンは振り返る。

 しかし、娘や友人からは来日を止められた。「来日前は、東京がどうなっているのかも予測できませんでした。子どもや友人からは、来日を中止するよう言われました。津波や地震でなく、放射能汚染を恐れてのことです。娘からは、靴下を3枚重ね、マスクをし、寿司や水などの飲食物を避けるよう に言われました。それに対し、私も『もちろん』と答えていましたが、今は日本のみなさんと同じように冷静さを取り戻しています」とバーキンは語る。

 帰国後は11日にパリのロンポワン劇場(Theatre du Rond-Point)で行われるチャリティ・コンサートに出演する予定だ。(c)AFP

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