【3月10日 AFP】米国務省のケビン・メア(Kevin Maher)日本部長が「沖縄の人は怠け者」「ゆすりの名人」などと発言したとされる問題で、在日米大使館は10日、米政府が同部長を更迭したと声明で発表した。
 
 米大使館によると、来日中のカート・キャンベル(Kurt Campbell)米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が同日午前、外務省で松本剛明(Takeaki Matsumoto)外相と会談し、報道されたメア氏の発言に深い遺憾の意を表明するとともに、メア氏の更迭と、後任にラスト・デミング(Rust Deming)元駐日首席公使が就任することを伝えた。米大使館はデミング氏について、「経験豊かな外交官で在日米大使館の勤務経験があり、親日家」と評している。

 メア氏は前年12月、米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で学生を相手に非公式に行った講演で、沖縄の人は「怠け者」で米軍基地に対する補償を求める「ごまかしとゆすりの名人」などと発言したとされる。講演に出席した学生のメモがメディアで報じられたことで国内、特に在日米軍4万7000人の半数以上が駐留する沖縄で、強い反発が起きていた。

 キャンベル次官補は9日にも謝罪の意を表し、「報じられた発言は米政府の政策も沖縄の人々に対する米国の敬意もまったく反映していない」と強調していた。(c)AFP