【2月8日 AFP】エジプト政府は7日、公務員給与の15%引き上げを決定した。ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領(82)の退陣を求めるデモが現在も続く中、政府は時間稼ぎともとれる新たな手段に出た。

 国営中東通信(MENA)によると、新内閣は同日初閣議を行い、4月から公務員の給与を15%引き上げる計画を承認した。

 賃金の引き上げは、役人や治安要員などのムバラク派にとっては朗報かもしれないが、カイロ(Cario)のタハリール広場(Tahrir Square)に2週間とどまっている反政府デモの参加者は、解散するそぶりすら見せていない。(c)AFP/Dave Clark