【1月31日 AFP】エジプトで31日、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領の退陣を求める抗議デモの参加者たちが無期限のゼネストと、2月1日の「百万人の行進」の実施を決めたと語った。

 同国としては過去30年間で最大規模のデモを拡大させようと、カイロ(Cairo)のタハリール広場(Tahrir square)には30日夜からデモ参加者数百人が野営した。

 抗議デモを組織している1人は31日、AFPの取材に対し「ゆうべ深夜、2月1日に百万人の大行進をすることが決まった」と語った。さらに「無期限のゼネストに突入することも決定した」という。ストライキは、30日夜にスエズ(Suez)の工場労働者らが始めている。

 別のデモ組織者も「われわれはスエズの労働者たちに加わり、要求が満たされるまでゼネストを続ける」と語った。

 ムバラク大統領は新首相を指名するともに、就任後初めて副大統領を指名して権力の維持を目指している。エジプトでは抗議デモの対応に軍が投入されたが、31日には2日ぶりに機動隊が対応を命じられ、しかし31日朝の時点では、路上にはわずかな数の警察官しか見られない。(c)AFP/Jailan Zayan