【2月1日 AFP】喫煙者が禁煙に成功できるかどうかについて、MRI(磁気共鳴画像装置)で行動変化に関連する脳の領域を観察することにより、予測できるとする論文が31日、学術誌「Health Psychology(健康心理学)」に発表された。

 米カリフォルニア大ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles)の研究チームは、禁煙プログラムに参加したヘビースモーカー28人に対し、いくつかの禁煙コマーシャル(CM)を見てもらい、同時にMRIで脳活動を計測した。

 各CMのあとで、そのCMが禁煙の意志にどの程度働きかけたかなどについて、点数化してもらった。
 
 その結果、CM中に内側前頭前皮質が活動した人では、その後1か月間の喫煙行動が減少する傾向が顕著に見られた。なお、本人が感じたCMによる影響の度合いは関係なかった。

 ある研究者は、「脳活動は内省では得られない情報を与えてくれているようだ」と話す。今後は、脳活動をCMに関連づけさせる上でどのようなメッセージが効果的かを調べる予定という。(c)AFP