【1月28日 AFP】イラクの首都バグダッド(Baghdad)で27日、自動車爆弾などが相次いで爆発し、53人が死亡した。

 内務省当局者によると、同日午後1時30分ごろ、市内のイスラム教シーア派信者が多く住むシュアラ(Shuala)地区の葬儀場で自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し、48人が死亡、121人が負傷した。地元住民らの怒りは治安体制の甘さに向けられ、現場に急行した治安部隊に向けて投石が行われた。

 市内の別の地区では路肩とミニバスに仕掛けられた爆弾が爆発し、5人が死亡、21人が負傷した。

 首都での攻撃としては、前年11月2日にシーア派信者が多く住む地区で自動車爆弾11個が相次いで爆発し、63人が死亡、約300人が負傷した以来の規模。前週にはシーア派の聖地カルバラ(Karbala)で巡礼者をねらった自動車爆弾が相次いで爆発し、57人が死亡した。(c)AFP/Ammar Karim

【動画】爆発後の惨状(YouTube/AFPBB News公式チャンネル)