【1月21日 AFP】NECと中国のパソコン大手、聯想(レノボ、Lenovo)グループが、パソコン部門の合弁事業で最終調整に入ったと、日本経済新聞(Nikkei)が21日、報じた。

 日経新聞によると、NECのパソコン事業会社、NECパーソナルプロダクツ(NEC Personal Products)にレノボが過半を出資する可能性が高い。

 一方、NECは21日、「報道された内容について、決定した事実はありません」と発表した。また、レノボ関係者もAFPに対し、合弁について知らないと語った。

 日中市場のパソコン首位同士で、開発や生産、資材調達を一体化して規模拡大で競争力を高めることがねらい。さらに、IT機器やサービスなどの分野での協力関係に発展する可能性もある。

 日経によると、NECは国内のパソコン市場でシェア首位の18%を持つが、世界市場では1%未満の12位。また、レノボは中国国内のパソコン市場でシェア首位の約27%で、世界市場では約8%。両社が組むことで、世界シェア首位のヒューレット・パッカード(Hewlett-PackardHP)を追い上げたい考えだ。(c)AFP