【1月20日 AFP】米中両国は19日、二国間で総額450億ドル(約3兆7000億円)の対中輸出商談が成立したと発表した。商談の分野は、農業、ガス、鉄道、ハイブリッドバスなど多岐にわたり、推定190億ドル(約1兆5600億円円)に上る米ボーイング(Boeing)の航空機200機の受注も含まれる。また、30億ドル(約2500億円)相当の対中追加投資も発表された。

 米政府は、これまでも各国首脳が訪米した際に数々の貿易協定を結んできたが、胡錦濤(Hu Jintao)国家主席の訪米に合わせた今回の商談は規模が桁違いで、急速に深化する米中の経済関係を示唆するものとなった。

 米国内には、貿易規定を無視した中国のやり方や米輸出企業への扱いに不満もあるが、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は米国内で23万5000人の雇用が創出されると力説し、成果を強調した。(c)AFP/Andrew Beatty