【12月26日 AFP】インド南部の都市チェンナイ(Chennai)から約80キロのスリハリコタ(Sriharikota)宇宙センターで25日、最新の通信衛星を積んだロケット「GSLV-F06」が打ち上げられたが、予定のコースから外れたため打ち上げ47秒後に約8000メートル上空で地上からの指令で爆破された。インド宇宙研究機関(Indian Space Research OrganisationISRO)が明らかにした。

 ISROによると破片はベンガル湾(Bay of Bengal)に落下した。ロケットに搭載されたコンピューターの命令が第1段エンジンに届かなかったことを示すデータがあり、今後原因を調査するとしている。

 打ち上げは当初20日に予定されていたが、エンジンの1つに漏れが見つかったため延期されていた。インドは4月にロケットの打ち上げに失敗したが、7月の打ち上げは成功し5基の衛星を軌道に乗せている。(c)AFP/Naseeb Chand