【11月7日 AFP】これまで世界一高かったブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のキリスト像を抜く高さ36メートルのキリスト像が、ポーランドのシフィエボジン(Swiebodzin)に登場した。

 5年前にプロジェクトを立ち上げたカトリックのシルベスタ・ザヴァツキ(Sylwester Zawadzki)神父は、「ライフワークが完成した。私の最初の使命は神父になること、2つ目の使命はこの像を作ることだった。ただし世界一の像を目指したわけではない。キリストの33年の生涯と同じ33メートルの像にしたかったのだ」と述べた。最後に金色の王冠を載せたところ、リオの像を抜いて36メートルになったといい、さらに高さ16メートルの盛り土の上に設置されている。両手の端から端までは24メートルある。

 ザヴァツキ神父は建造にかかった費用を明かさなかったが、ポーランド国内外からの寄付によってまかなわれたと述べた。100万ユーロ(約1億1400万円)程度かかったという説もあり、地元の住民からは無駄遣いだという批判もあがっている。

 近くの村に住む41歳の男性は「理解できないね。同じお金で小学校を建てたほうがずっとまし。こんな像はやりすぎだよ」と語った。(c)AFP/Damien Simonart

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【動画】ポーランドに出現した世界一高いキリスト像(Youtube/AFPBB News公式チャンネル)