【10月29日 AFP】米国の楽器メーカー、ギブソン(Gibson)は28日、ニューヨーク(New York)で、エフェクターやチューナーなどを内蔵した新しい限定版ギターを発表した。ギブソンは、音楽業界に革命を起こすギターになると自信を見せている。

 発表会場となったハードロックカフェ(Hard Rock Cafe)のコンサートホールに登場したギブソンのヘンリー・ジャスキヴィッツ(Henry Juszkiewic)会長は、従来のエレクトリックギターを叩きつけて壊すと、新作ギター「ファイアーバードX(Firebird X)」を公開した。

「これは新しく、これまでとは一線を画している。革命です」

 ファイアーバードXは、1960年代に製作された同名のギターの形を採用し、内蔵された音や音響効果をプレイヤーが簡単に制御できるいくつものボタンやスイッチが付いている。

 重量は2.7キロで、携帯電話の充電器で充電できる。また、ブルートゥース(Bluetooth)も搭載され、コンピューターなどに情報を転送することもできる。

 発売は12月11日。世界の400の楽器店に1800本が並ぶ。価格は5500ドル(約44万円)。(c)AFP