【10月26日 AFP】日本のアニメに武術や音楽を融合させた世界最大規模のマンガショー、「ジャパンアニメライブ」が欧州を巡回公演中だ新たな「ポップオペラ」ともいうべきライブショーは、欧米における日本マンガの人気上昇ぶりに着目した日本のアニメ大手出版社や製作会社が主催している。AFPはローマ(Rome)近郊ポメツィア(Pomezia)で行われたリハーサルを取材した。

 2時間半の舞台は、5本のアニメを中心にした5部構成になっている。登場するのは、「NARUTO-ナルト- 疾風伝(Naruto Shippuden)」、「ワンピース(One Piece)」、「ブリーチ(Bleach)」、「鋼の錬金術師(Fullmetal Alchemist Brotherhood)」、「ガンダム(Gundam)」シリーズだ。

 和太鼓や複数のスクリーンが設置されたステージでは、カラフルな髪に近未来的な衣装、そして大きな目を持つアニメヒーローにふんした役者たちが未発表のエピソードを演じる。歌のパフォーマンスでは、スクリーンに楽曲の歌詞がローマ字読みで映し出される。

 バンドメンバーには、歌手のピコ(Piko)や音楽プロデューサーの浅倉大介(Daisuke Asakura)氏が参加している。

 日本アニメの美意識がふんだんに盛り込まれたショーについて、製作者側は日本文化のファンだけでなく、家族連れなど一般の人びとにも来場してほしいと願っている。父親と子どもが共に楽しめる良い機会となるからだ。また、アニメ好きの大学生も大歓迎だという。

 パリで23日に開幕したツアーは29日にブリュッセル(Brussels)公演が行われ、その後、デュッセルドルフ(Dusseldorf)、ミラノ(Milan)、フィレンツェ(Florence)、ローマを巡る。(c)AFP/Gildas Le Roux

【動画】マンガショー「ジャパンアニメライブ」、欧州ツアーへ(Youtube/AFPBB News公式チャンネル)