【10月26日 AFP】北朝鮮の平壌(Pyongyang)で25日、朝鮮戦争(1950~53年)への中国義勇軍参戦60周年を記念する一連の行事が行われた。

 朝鮮中央通信(Korean Central News AgencyKCNA)などの報道によると、平壌体育館(Pyongyang Indoor Stadium)で行われた式典には金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記と三男で後継者に決定した金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)氏のほか、中国から郭伯雄(Guo Boxiong)中央軍事委員会副主席らが出席した。

 北朝鮮国営メディアは、北朝鮮と中国の「血で結ばれた友情」をたたえ、「中国軍の朝鮮戦争参戦を記念する大会は、荘厳な雰囲気のもとで行われた」と伝えた。

 北朝鮮にとって、中国は唯一の同盟国であり経済支援のよりどころとなっている。また、中国の胡錦濤(Hu Jintao)国家主席は、9月末に決まった北朝鮮労働党指導部を北京に招待する意向を示している。(c)AFP