【10月25日 AFP】米ロサンゼルス(Los Angeles)の人気ビーチ、サンタバーバラ(Santa Barbara)近くで22日、サーフィンをしていた青年が友人の目の前でサメに襲われて死亡した。ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)が23日、報じた。

 目撃者のマシュー・ガルシア(Matthew Garcia)さんによると、友人のルーカス・ランサム(Lucas Ransom)さん(19)とガルシアさんは浜辺から100メートルほどの沖合いでサーフィンを楽しんでいた。すると突然大きなサメが海面に現れ、次の瞬間、数フィート離れたところにいたランサムさんを海中に引きずりこんだ。ランサムさんは「助けてくれ」と叫んだが、あっという間の出来事で、どうしようもなかったという。

「まさか近くにサメがいたなんて、思いもしなかった」(ガルシアさん)

 ガルシアさんはランサムさんを浜辺に引き上げ人工呼吸を試みたが、ランサムさんは出血多量で、すでに死亡していた。地元捜査当局によると、ランサムさんはサメにかみつかれた際に左脚に大怪我を負い、サメに襲われてからまもなく死亡したとみられる。

 目撃証言によると、このサメは体長4メートルから6メートルという。ランサムさんらがサメに襲われたのは、サンタバーバラ・ビーチ近郊にあるバンデンバーグ空軍基地(Vandenberg Air Force BaseVAFB)の沖合い。(c)AFP

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