【8月19日 AFP】英北部スコットランドで、猛禽類センターで行われていたショーに出演していた1羽のハゲワシが逃げ出し、地元の航空管制サービスは18日、スコットランド上空を飛行する航空機のパイロットに注意を呼びかける警告を発した。

 スコットランドの空をあわてさせた鳥は、マダラハゲワシの7歳のメス、「ガンダルフ(Gandalf)」。グラスゴー(Glasgow)近郊カンバーノールド(Cumbernauld)にある猛禽類センター「ワールド・オブ・ウィングス(World of Wings)」で17日、ショーの最中に飛び立ったまま姿を消した。強い風にあおられ戻れなくなったと思われる。

 北のスターリング(Stirling)方面へ向けて飛び去るのが、ガンダルフが目撃された最後。「ワールド・オブ・ウィングス」の「鷹匠」、ジョアンナ・ティムソン(Joanna Timson)さんは、「ガンダルフはこれまで、こんなことをしたことはなかった」と当惑している。

 英・全国航空管制サービス(National Air Traffic ServicesNATS)は事件を受け、グラスゴー空港を使用する航空機のパイロットに対し、「ガンダルフ」に警戒するよう警告を出したことを明らかにした。

 ガンダルフは体高1.2メートル、両翼を広げると左右3メートルにもなる。NATS広報担当は「パイロットたちに、この鳥を見かける可能性があると警告した。3メートルもの翼をもっていれば、商業用ジェット機が飛ぶ高度を飛行することも可能だろう」と述べている。(c)AFP