【7月31日 AFP】多機能携帯端末(スマートフォン)の「ブラックベリー(Blackberry)」を愛用するバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、大統領就任後もこの端末を使い続けようと努力した――しかし、特別仕様の暗号化が施されたオバマ大統領の端末に、メール送信を許可されているのがたった10人しかいない状況の中、本人も29日、携帯電話が「楽しくない」と認めた。

 11月の米中間選挙を前に、選挙キャンペーン風のイベントを増やしているオバマ氏は、米ABCテレビの「ザ・ビュー(The View)」に出演。現職の米大統領として初めてテレビの昼のトーク番組に出演したオバマ氏は、政策のほか、携帯電話やポップカルチャーについて語った。

 オバマ氏によると、オバマ氏のブラックベリーのメールアドレスを知っているのはたった10人。また、送られてきた電子メールの内容は、大統領記録法に基づいて、ほかのホワイトハウス(White House)の資料とともに記録保管される可能性が高いため、メールの内容は少々堅苦しいという。

「認めるよ、あんまり楽しくない。というのも大統領記録法に従うことになるから、誰もおいしい話題を送ってこないんだ」(オバマ大統領)

「(メールは)どれも非常に形式張った内容だよ。『大統領、間もなく会議が始まる予定ですので、事前にブリーフィング(状況説明)をさせていただきたいと考えております』」

 また、オバマ氏は携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」に入れた曲を公開。ジェイ・Z(Jay-Z)からフランク・シナトラ(Frank Sinatra)、そして伝説の女性オペラ歌手マリア・カラス(Maria Callas)まで、ジャンルを横断した音楽趣味を明らかにした。(c)AFP

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