【7月30日 AFP】(一部訂正)グルジアで今月任命されたばかりのベラ・コバリア(Vera Kobalia)経済・持続的発展相(28)が、ナイトクラブでセクシーポーズを取っている写真がスクープされ、スキャンダルになっている。同相は、写真は10年も前の学生時代に撮影されたもので、現在の職務にはまったく関係がなく「取るに足らないがらくた」だと反論している。

 問題の写真は、ナイトクラブとみられる場所で、露出度の高い服装の女性グループと一緒に、同相がきわどいポーズを取っているもの。今週、グルジアとロシアのメディアがいっせいに報じた。ロシアのメディアは、撮影場所はストリップクラブだと思われ、写真は米SNSサイト・フェースブック(Facebook)に掲載されていたと伝えた。

 また、根拠は示していないものの、ミハイル・サーカシビリ(Mikheil Saakashvili)大統領が今年のバンクーバー五輪を訪れた際に、クラブでコバリア氏と会っていたという情報を報じたメディアもあった。

 AFPの取材に応じた同相の広報官は、問題の写真はコバリア氏が大学生当時に米国で撮影されたもので、「本人は写真にまったく問題があると思っていない。自分の名誉が損なわれる材料がこの程度しかないのは喜ばしいことだと話している。このようながらくたに惑わされることなく、仕事にまい進する所存だ」と回答した。

 グルジアの野党は、サーカシビリ大統領の閣僚指名責任を繰り返し追及し、コバリア氏の経験不足を批判している。(c)AFP