【7月17日 AFP】連日のうだるような暑さに国中が打ちのめされているドイツで、ベルリン(Berlin)市役所のある部署の部長が、汗だくで働く260人の部下に帰宅しても良いと許可を出した。地元紙BZが16日伝えた。効率性を重視するドイツらしい判断だ。

 BZ紙によれば、ベルリン市脱税調査局のErik Schliephake部長が、「この暑さの中で働く気力が起きるかどうか、各自で判断してほしい」と電子メールで部下たちに伝えたという。

「倒れる前に判断してほしい。今日休みをとることはほとんどの場合賢明な判断だろう。わたしも十分に理解する」とSchliephake部長は述べ、最後に「汗だくになりながら」と結びの言葉を添えた。

 BZ紙はこの出来事を、「汗かけば家に帰れる」との見出しで一面に掲載した。

 ベルリンはこの数週間、熱波に見舞われており、気温も頻繁に30度を超えている。7月の気温は最高記録を更新する見込みだ。(c)AFP