【6月30日 AFP】中国と台湾の交流窓口機関は29日、中国・重慶(Chongqing)市で、経済協力枠組み協定(Economic Cooperation Framework AgreementECFA)を締結した。中国と台湾が内戦によって分離して約60年が経つが、和解に向けたこれまでで最も際だった成果といえる。中台双方は、強い地域間協力が必要な時代に必須の経済協定で、大きな節目となると称賛した。

 協定では、石油化学製品や自動車部品、機械など539品目の台湾製品が、特恵関税または関税撤廃とされる。これは台湾から中国への輸出額の16%にあたるという。また、中国から台湾への輸出額の10.5%にあたる267品目の中国製品が、関税撤廃または関税率引き下げとなる見込みだという。(c)AFP/Peter Harmsen