【6月28日 AFP】(一部更新)27日行われた2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)決勝トーナメント1回戦、ドイツ対イングランドとアルゼンチン対メキシコで、得点に絡む大きな審判の判断ミスがあった。

イングランドは前半38分、フランク・ランパード(Frank Lampard)のシュートがクロスバーに当たってゴールラインを越えたが、ウルグアイ人のホルヘ・ラリオンダ(Jorge Larrionda)主審はこれをノーゴールと判定した。試合後、イングランドのファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督とランパードは国際サッカー連盟(FIFA)に対し、ボールがゴールラインを割ったかどうかを科学的に判定する「ゴールライン・テクノロジー」の導入を求めた。

一方、アルゼンチン対メキシコでは前半26分、リオネル・メッシ(Lionel Messi)のループパスをオフサイドポジションにいたカルロス・テベス(Carlos Tevez)が頭で押し込んだ。メキシコの選手は抗議したが、得点は認められた。相次ぐ審判のミスに、テクノロジーやビデオ判定の導入を要求する声が高まるのは必至とみられる。(c)AFP