【4月19日 AFP】アイスランドの火山噴火の影響で680万人の足に影響が出ている欧州で18日、一部の航空会社が試験飛行を実施し、規制当局に飛行制限の緩和を求めた。

 エールフランス(Air France)がフランスのパリ(Paris)からトゥールーズ(Toulouse)に向けて実施した試験飛行ではまったく異常はなかったという。オランダの航空当局の許可を受けてアジアと中東に貨物便2便を試験的に飛行させたKLMオランダ航空(KLM Royal Dutch Airlines)も、欧州の空は安全だと発表した。

 ドイツでは18日、フランクフルト空港(Frankfurt Airport)など6か所の空港が数時間だけ再開された。閉鎖されていたスペインの北部と東部、フランス南部の空港も再開された。

 しかし、欧州最大規模のロンドン(London)のヒースロー空港(Heathrow Airport)とパリのシャルル・ドゴール空港(Charles de Gaulle Airport)の閉鎖は続いている。フランスのジャンルイ・ボルロー(Jean-Louis Borloo)環境相は、試験飛行は欧州の空の便の再開に向けたステップではないと述べた。

 欧州の航空会社36社が参加する欧州航空協会(Association of European AirlinesAEA)は、現在の飛行制限は規模が大きすぎる疑いがある上、航空業界に「壊滅的な影響」を与えているとして、各国政府に飛行制限措置の即時見直しを求めた。
 
 各国の空港運営会社で作る国際空港評議会(ACI)によると、欧州の空港がこれまでに受けた損害額は1億3600万ユーロ(約169億円)に上っている。(c)AFP