【4月16日 AFP】写真は15日、米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星テラ(Terra)に搭載した中分解能撮像分光放射計(MODIS)で撮影されたアイスランド南部エイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajokull)氷河で噴火した火山周辺から北欧一帯にかけての画像。

 東南東(右下)へ向かって噴煙が流れ、デンマーク領フェロー諸島(Faroe Islands)を通り、英シェトランド諸島(Shetland Islands)北方に軽く巻き込んでいる。黄褐色をしていることから、火山灰を大量に含んでいることが分かる。
 
 今回噴火した火山は、火山灰や溶岩、火山砕屑物などが噴火の繰り返しによって交互に堆積した成層火山。

 巨大な火山雲が欧州北部全域を覆った15日には、飛行領域が大幅に制限され、多数の航空便が欠航となるなど、航空網が大混乱に陥った。(c)AFP