【3月25日 AFP】(一部修正、写真追加)米マイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」上で、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領など著名人らのアカウントを相次いでハッキングしたフランス人の男が23日、米連邦捜査局(FBI)と仏警察の数か月におよぶ合同捜査の末、仏中部クレルモンフェラン(Clermont-Ferrand)で逮捕された。

 24日の仏警察発表によると、男は両親と同居する無職の25歳で、「ハッカークロール(Hacker Croll)」というハンドルネームを使用し、ツイッターで米著名人などのアカウントをハッキングしていた。また、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手の米フェースブック(Facebook)の個人ページや、グーグル(Google)が提供するメールアカウントなども標的にしていた。

 ツイッターでは管理者パスワードを盗み、政治家や芸能人のアカウントを乗っ取り、アカウントの作成・削除、改ざんが意のままにできる状態だったという。またこの男は、自分の「発見」を共有するためのブログも立ち上げていた。

 警察によると、男には特に専門的知識はなく、盗んだパスワードは本来のユーザーが自分のブログやウェブサイトに掲載した情報からの推測によって突き止めていた。

 男は24日に釈放され、6月24日に裁判所に出廷するよう命じられた。データベースへのハッキングはフランスでは最高で禁固2年に相当する。(c)AFP/Charles Sicurani

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