【3月18日 AFP】日系米国人のマイク・ホンダ(Mike Honda)下院議員(民主党)は17日、リンゼー・グラム(Lindsey Graham)上院議員(共和党)が民主党の医療保険制度改革への取り組み方を第二次世界大戦時の日本軍の特攻隊になぞらえたことに対し、怒りをあらわにした。

 グラム議員は選出地のサウスカロライナ(South Carolina)州でのラジオインタビューで、ナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長について、「ナンシー・ペロシは(民主党議員)全員を酒で酔わせ、自殺攻撃をさせようとしている」と語り、同議長がオバマ政権が最優先課題に掲げる医療制度改革に対する民主党議員の支持を取り付けようと躍起になっていると批判した。

 これに対し、アジア系議員団体のトップを務め、幼少期を日系人強制収容所で過ごした経験のあるカリフォルニア(California)州選出のホンダ議員は、仲間の米国人に敬意を払うようグラム議員に求めた。

 ホンダ議員は「グラム議員が医療保険制度改革に反対する意志を人種に絡んだ言葉を使って示したことに落胆した」「民主主義と医療制度改革にとって重要なアジア系米国人を疎外することなく健全な議論をする方法はある」などと反論し、一部をマイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」に投稿した。

 ホンダ議員は、少なくとも3100万人の無保険者を保険に加入させ、保険会社による不正行為に終止符を打つことを目指す医療制度改革を強く支持している。(c)AFP