【3月12日 AFP】大地震に見舞われたチリで11日、中道右派で富豪のセバスティアン・ピニェラ(Sebastian Pinera)新大統領が就任した。就任式中に大地震後最大となるマグニチュード(M)6.9の余震が発生し、会場は一時パニックとなった。

 米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)によると、余震は同日午前11時39分(日本時間同日午後11時39分)に発生。当初はM7.2と発表されたが後に修正された。沿岸部約400キロの地域などに津波警報が発令されたが、本土では4時間後に解除された。余震による被害者についての報告はない。

 就任宣誓式が行われた沿岸部バルパライソ(Valparaiso)の議会議事堂もパニックに襲われた。中南米首脳7人を含む出席者たちは明らかにふるえ、式終了後直ちに避難した。

 宣誓式の後、新大統領はオープンカーでパレード。津波発生に備えて高台に避難しようとする人びとに手を振った。

 ピニェラ新大統領にとって、震災からの復興が大きな課題となる。まずは、大地震や津波で壊滅的な被害を受け、約200万人が家を失ったコンスティトゥシオン(Constitucion)を訪問する。

 新大統領は米誌フォーブス(Forbes)が10日に発表した世界の長者番付(2010年版)で437位にランクインした富豪で、総資産額は22億ドル(約2000億円)。(c)AFP/Graciela Almendras