【2月13日 AFP】アフガニスタン駐留米軍などは13日、アフガン南部で大規模な軍事作戦を開始した。

 アフガニスタン南部のヘルマンド(Helmand)州にある世界最大級のケシ生産地、マルジャ(Marjah)とその周辺地域から同国の旧支配勢力タリバン(Taliban)を排除して中央政府による支配を取り戻すことを目指す。

 作戦は「オペレーション・ムシュタラク(Operation Mushtarak)」と呼ばれる。ムシュタラクとはアフガニスタンの公用語の1つダリー語で「一緒に」という意味。ヘルマンド州では前年夏に約4000人の米軍が夜間急襲作戦「オペレーション・ダガー(Operation Dagger)」を実施し、要地に拠点を設けた。その後米軍とアフガニスタン軍は地元の長老たちと話し合い、部隊はこの地にとどまり、アフガニスタンの中央政府はタリバンよりもよい将来を地元に提供すると話してきた。

 人口約12万5000人のマルジャ地域は麻薬取引に携わる武装勢力に支配されてきた。前年夏の作戦とは異なり今回の作戦は実施前からその計画が公に語られ、米海兵隊、NATO軍、アフガニスタン軍の約1万5000人がこの地に集結している。作戦開始前に避難した住民も多いが、NATOは残った住民に戦闘が始まったら屋外に出ないよう呼びかけている。これはアフガニスタンで成功するためには民間人の犠牲者をなんとしても避けることが不可欠だと米国とNATOが認識しているからだろう。

 今回の作戦にアフガニスタン政府と諸外国がかける期待も大きく、軍部隊は米国をはじめとするアフガニスタンを支援する国が求める起死回生の成果を上げることが求められている。(c)AFP/Ben Sheppard