【2月8日 Actipress】2010年バンクーバー冬季五輪が12日から、カナダ・バンクーバー(Vancouver)で開催される。バンクーバーはカナダ南西部ブリティッシュコロンビア(British Columbia)州にある国内有数の商業都市で、IT産業や貿易が盛んだ。バンクーバーでは五輪開催を前に早くも、国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)公式スポンサー各社が熱い広告合戦を繰り広げている。

 中でも、韓国・サムスン電子(Samsung)と日本のパナソニック(Panasonic)のメーカー対決は見逃せない。北米テレビ市場で首位を走るサムスン電子は、空港やバス停、オフィスビルを飾る広告を独占。北米での首位を死守し、大会を通してブランドイメージを世界に浸透させたい同社の意気込みが伝わってくる。

 一方、サムスン電子を追いかけるパナソニックも負けてはいない。大会に映像・音響機器を多数提供しているパナソニックは、開会式の会場「BCプレイス(BC Place)」付近のバンクーバー美術館(Vancouver Art Gallery)で、同社ブランド「VIERA(ビエラ)」など新製品の宣伝を展開し、北米首位奪還の機会を虎視眈々(たんたん)と狙っている。(c)Actipress/放送アナリスト 佐藤和俊