【2月5日 AFP】トルコ南東部でこのほど、16歳の少女が親族に生き埋めにされて殺害される事件があった。報道によると、「男友達ができた」ことを理由にした、いわゆる「名誉殺人」だという。

 アナトリア(Anatolia)通信が4日報じたところによると、事件が起きたのはアディヤマン(Adiyaman)県カフタ(Kahta)。少女は40日前から行方がわからなくなっていたが、警察への密告があり、捜査員が自宅を捜索したところ遺体が発見された。

 少女の遺体は、自宅外のニワトリの囲いの中に掘られた深さ2メートルの穴の中で、両手を縛られて座った状態で発見されたという。

 検視の結果、少女の肺と胃からおびただしい量の土が検出され、生き埋めにされたと断定された。外傷や毒を盛られた形跡はなく、完全に意識のある状態で埋められたと考えられる。

 事件に関連して、少女の父親と祖父が逮捕され、殺人罪で起訴された。父親は、「娘に複数の男友達がいたことを家族は苦々しく思っていた」と供述しているという。(c)AFP