【1月31日 AFP】英国のマーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)元首相が、1979年の総選挙前に1週間に28個の卵を食べるダイエット法で減量していたことが明らかになった。

 マーガレット・サッチャー財団(Margaret Thatcher Foundation)は30日、サッチャー氏の個人資料数千点を公開したが、この中にあったサッチャー氏の1979年の日記から、ダイエットの様子が書かれた古い記録が見つかったという。

 これによると、体重が約60キロだったサッチャー氏は、2週間の卵ダイエットで約9キロの減量に成功した。卵のほかに、大量のほうれん草とコーヒー、ステーキ、羊肉、魚を食べた。また、サッチャー氏が大好きなウイスキーは、肉類を食べた日にだけ飲むよう指導があった。

 サッチャー財団のクリス・コリンズ(Chris Collins)氏は、総選挙対策だったと考えて間違いないだろうと語る。

「おそらく『カメラが四六時中ついてまわることになるわ。少しやせなくちゃ』と考えたのでしょう」。もっとも、「彼女は常に動き回っていました。エネルギーを消費していたんです。体重の問題は全然ありませんでした」(コリンズ氏)

 サッチャー氏は1979年の総選挙に勝利し、女性として初めて英国の首相に就任した。(c)AFP