【1月29日 AFP】(写真追加、記事更新)サッカーアフリカ・ネイションズカップ(アフリカ選手権、African Nations Cup 2010)は28日、準決勝の2試合が行われ、アルジェリアに4-0で快勝した王者エジプト、ナイジェリアに1-0で勝利したガーナが決勝に進出した。

 ナイジェリア、モザンビーク、ベナン、カメルーン、そして因縁の相手アルジェリアに勝利し、全勝で決勝までたどり着いたエジプトは、通算7度目の優勝に王手をかけた。

 11月の2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)アフリカ予選プレーオフでアルジェリアに敗れ本大会出場を逃したエジプトは、ホスニ・アブド・ラブー(Hosni Abd Rabou)のペナルティーキック(PK)、モハメド・ジダン(Mohamed Zidan)、途中出場のモハメド・アブデル・シャフィ(Mohamed Abdel-Shafy)とモハメド・ナギ・ゲド(Mohamed Nagy 'Gedo')が得点を記録し、退場者を3人出したアルジェリアを一蹴してリベンジを果たした。

 この結果、チュニジアで開催された2004年大会のアルジェリア戦を最後にアフリカ・ネイションズカップでは敗れていないエジプトは、同大会での無敗記録を18試合に伸ばした。

 ミカエル・エシアン(Michael Essien)ら中心選手をけがで欠くガーナは、経験不足を露呈することなく同じW杯出場組のナイジェリアに1-0で勝利した。

 5度目の優勝を目指すミロバン・ライェバッチ(Milovan Rajevac)監督率いるガーナは、前半にアサモア・ギャン(Asamoah Gyan)が挙げた得点を守り切り、同大会18年ぶりの決勝進出を決めた。(c)AFP/Nick Reeves